真如苑が会費は年間でも数千円程度です。また、接心と呼ばれる霊能者のアドバイス、法要なども単価は一回あたりの数千円です。しかし、法要や修行に頻繁に参加し、その都度お布施を納めるようになると、月々の合計額が増えていきます。
また、お布施をすることで徳が積める、という教えがあるため、熱心な信者ほど、自分の意志で多額のお金を出す傾向があります。
さらに、真如苑には「導き親」という紹介者の制度があり、その方が「もっとお布施をすべきだ」とプレッシャーをかける場合もあります。
この場合は注意が必要です。
伝統仏教も葬儀や法事の際に数十万円単位のまとまったお布施を取られます。なので「自分の生活を圧迫しない範囲で行うのが本来のあり方」と理解していれば、ただちに入信が問題があるとは思えません。
新興宗教に共通する注意点をさらに述べます。
教義に、今、お布施をすることで「徳」を積めば、それが将来の自分や家族を守る「見えない財産」になるという考え方が入っていることです。
「お金があっても病気や不幸は防げないが、徳があれば守られる」と説かれることが多く、その結果、経済的な備えよりも信仰活動が優先される動機になります。さらに、「老後の心配をするのは執着である」「今、仏様に尽くせば、老後は自然と道が開ける」といったアドバイスをされるケースがあります。
経済的な困窮や病気などの悩みがある時ほど、「それを解決するために、より一層の修行やお布施が必要だ」という論理になりやすく、結果的に貯蓄を切り崩して活動に充てる人もいます。
現実の経済問題(年金、貯蓄、医療費)は、信仰心とは別の次元で準備が必要なのです。このことは信仰を持たれている友人にも理解してもらいところですね。