安心してください一度でも発得した戒体(戒を守ろうとする作用とその源)はそんなことで壊れて消えたりしません、戒を犯しても、あなたの菩薩道が断たれるわけでもなく、曼荼羅に入ったことが皆無になることもありません、何度でも受戒すればまた復活します。
大切なのは、たとえ戒を遵守し切れない時でも、戒法になるたけ沿って生きていこうと努力することです。過ちに心当たりがあれば仏さんの前で過悔することです。人間が完璧に守れないことは仏さんが1番よくご存じですから、そまで気負わず、しかし戒法に勤めることは意識をしつつ菩薩行に精進してください
ちなみにこの戒体の正体はアナタの清浄菩提心です。それは清涼な光明の円満月輪であり、金剛界三十七尊の住まう法城です。真理を見据える仏智そのものですから絶対に壊れて失われることはありません、アナタが今回の授戒、灌頂によって埋もれていた菩提心が発露し、戒体としての機構が動き始めたのです。
ですから「消えないなら戒なんて守らなくていいよねぇ」ではなく、守れない人間の弱さを認めつつ、それでも衆生のために精進することを辞めないその志しがアナタの菩薩としての生命を継続させる請願となります。頑張ってください、あなたは既に在家の菩薩として歩んでいるのです