同値記号(⇔)は「前の条件と後の条件がまったく同じ内容で、互いに必要十分(行ったり来たりできる)」と主張したいときに使います。
理由として、記述では途中で条件が弱くなったり強くなったりすると結論が崩れるので、「ここまでは本当に同じことを言っている」と明示するのが安全だからです。
よく使うべき場面は次のようなときです。
・方程式や不等式を、同値変形で別の形に直すとき(両辺に同じ数を足す、0でない数を掛ける、移項、因数分解して0積にする、など)
・「Aであること」と「Bであること」が同じだと示すとき(例:a\u0026gt;b ⇔ a−b\u0026gt;0、など)
・条件の言い換えが完全に成り立つとき(例:「xが偶数」⇔「ある整数kがあってx=2k」)
逆に、同値になっていない場面では⇔は使いません。
・両辺を2乗する、平方根を取る、両辺に式を掛ける(0になる可能性がある)、分母を払う(0の確認が必要)、対数を取る(定義域が増減する)などは、勝手に別条件が混ざりやすいので、基本は「⇒」にして、必要なら条件確認を書いてから最後に「よって同値」とまとめるのが正確です。