車の中で自分の歌声を録音して驚いてしまう現象、実はよくありますし、あなたの歌唱力が落ちたわけではないので安心してください。
カラオケの動画では上手く聞こえたのに、車での録音が「下手」や「変」に聞こえてしまったのには、主に環境による音響の違いという明確な理由があります。
1. 「響き(残響)」がまったくない
カラオケボックスは適度なリバーブ(エコー)がかかるように設計されていますが、車内はシートの布やクッションが音を吸収するため、驚くほど「デッド(響かない)」な環境です。
自分の声がダイレクトに録音されるため、小さな音程のズレやエッジ(声のざらつき)が強調されて聞こえます。
プロの歌手がレコーディングスタジオで歌うのと同じような「ごまかしの効かない」状態なので、誰でも下手に聞こえやすいです。
2. 騒音による「音程の麻痺」
走行中の車内には「ゴーッ」というロードノイズやエンジン音などの低周波ノイズが常に流れています。
これらのノイズが自分の声の低い成分をかき消すため、無意識に声を張り上げたり、音程を高く外してしまったりすることがあります。
騒音の中で自分の声が正しくモニター(把握)できていない状態で歌うと、ピッチが不安定になりがちです。
3. 録音機器(スマホ)との距離と角度
カラオケ動画は少し離れた場所から撮影されることが多いですが、車内での録音はスマホが近すぎることがあります。
至近距離での録音は、吐息の音や声の「嫌なザラつき(高音域のノイズ)」を拾いやすく、それが「キモい」と感じる原因になります。
マイクの特性上、特定の周波数が強調されてしまい、肉声とはかけ離れた印象になることも珍しくありません。
【結論】
あなたが感じた違和感は、「加工や響きが一切ない、裸の声」を聴いてしまったことによるショックです。友達とのカラオケで上手く歌えているなら、それがあなたの実力ですので、車での録音結果を気にしすぎる必要はありません。
もし自分の歌声をもっと客観的にチェックしたい場合は、ボイスメモなどで「静かな部屋」で録音してみるのが一番正確です。