都市部の公立の総合大学の教育環境(カリキュラム、教員層、立地環境など)は、人気があるので、国立と比べてそう変わりませんが、国立のほうがレベルは高いでしょうね。
例)横浜国立大VS横浜市立大、大阪大VS大阪公立大、名古屋大VS愛知県立大、名古屋市立大
ただし、地方公立大で規模が小さく、学生数が3千人にも満たない公立大や学部数の少ない大学、単科大の場合は、教員数も限られていてあまりアカデミックではない(研究が弱い)公立大が多いので地元国立大と差が大きく、国立大のほうが遥かに充実していると思います。
例)新潟大学VS新潟県立大、信州大VS長野県立大、滋賀大VS滋賀県立大、神戸大VS兵庫県立大など
・地元が優遇される公立大
財務上、国>県>市の順番で資金力の差があります。「当該の自治体に居住者の3親等以内」なら「入学金や学費が安い」(地元出身者優遇)だったり、お金持ちの公立大は「地元出身者は学費無償化」している公立大は経済面でメリット大きいですね。
学費無償のメリットを活かし、海外留学などもできちゃう訳なので、学びの環境を自分で作り出すことも可能です。
(例 東京都立大、大阪公立大、兵庫県立大=地元都道府県に3年以上、居住している場合は学費無償化した=2025年度より)
近年、私大が公立化した大学の中には、偏差値は上がり、定員割れが解消した公立大もありますが、やはり国立大のほうが充実していて、地元ナンバーワンの評価を得ていると思います。
地方公立大の中では、コンパクトでも教育環境を充実させ成功している大学としては、次の公立大が光っていますね、全国的に見ても。
・国際教養大(秋田県)7割がネイティブ教員、留学も必須、就職抜群
・会津大(会津若松市)コンピュータ系の情報系単科大ながら英語で授業
・静岡文化芸術大(浜松市)地元大手企業、東京、名古屋で就職がいい
あと公務員や教職に強い特色があって、約9割が県外出身者という公立大、
・都留文科大(山梨県)は異色ですが、教育界では全国的に有名です。
これは北海道から沖縄まで全国17会場で学外受験をしているためですが、
同じ県の国立山梨大とは、全く異なる教育環境へ舵を切った公立大ですね。
他に、独立独歩の公立大で、教育も評価も高いコンパクトな公立大。
・横浜市立大(国際系の学部、英語教育が充実のほか、横浜学も提供)
・神戸市立外国語大(外国語学部だけの単科大)
・北九州市立大(外国語学部を含む文理6学部)
・静岡県立大(国際関係学部、食品栄養学部、経営情報学部、看護学部、薬学部の5学部で地元国立大の静岡大学と差別化)
この3つの市立大と1つの県立大も光っています。横浜市、神戸市、北九州市、静岡県の「地域教育環境の良さ」になっています。
それと愛知県は国公立大が多い県です。
国立)名古屋大、愛知教育大、名古屋工業大、豊橋技術科学大
公立)愛知県立大、愛知県立芸術大、名古屋市立大
いずれも学部に特色があって、教育環境がいい県ですね。
やはり公立大は「設立背景や地域のニーズに応える教育」「明確な特色や方向性を持った教育環境」で国立大と差別化ができているところはいいですね。またそれができるのは、公立大学法人の良さ(自由度の高さ)だと思います。
国公立大が多いのは北海道も。
国立大)7校
公立大)7校
計14校もあります。
道内は面積が広いので、国立大も公立大も分散していて、学部目的もすみ分けていて教育環境はそれぞれの地域密着型と言えます。
国立大と公立大の教育環境の違いは、『学部が異なり、地元のニーズに応じた教育環境を提供しているが地域によって異なる』・・と思います。
公立大(県立、市立)が1つもない県もあります。
・栃木県
・徳島県
・佐賀県(構想中)
・鹿児島県