自分の疑問を深めていける学問、大学の学部を教えて欲しいです。私は高齢者を対象とする対人援助職ですが、仕事を通じて『自宅に帰ることだけを目標に頑張ってきたけれど、もう帰れないと決定した時点で人生を生きていく気力が失われた高齢者は次の生きる目標をいかに見出していけるのか』というような事象をどのように援助したら良いかが難しいです。それまでの人生で最優先としてきた価値観が実現できないと絶望した高齢者はいかに次の価値観を得ることができるのか、という。若ければまだ未来があるから頑張ってと言えるのですが、あと数年の高齢者にそれを要求するのか?という躊躇と非現実的な声かけを援助として良いのか?という。基本的に事例を省察して自分で道を作っていく事だとは思います。でも哲学や心理学や人類学や教育学など他の学問の視座を得ることで、自分の視点を変えたり考察を深めたり出来るのではないかと思い、大学での学び直しなど考えています(仕事しながらなので通信制大学が限界ですが…)自力で書籍探しや同僚や会社の上司に相談してはいますが基本的に答えのない問いでもあり、自分の思考を補助してくれる学問を知りたいので『私はこういう学問が役に立ったよ』というような経験ある方は特に回答お願い申し上げます。宗教には『なんであたしの価値観を他人に定義されなきゃいけないんだよ』という反発心もありつつ聖書と孟子は通読しましたが、やっぱり宗教は自分で選択してこそ活用できるわけだから基本的にあらゆる高齢者を対象とする現場では使い勝手悪いなぁと思ってます。

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1196133

2026-03-10 18:10

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通学課程の大学と大学院を修了し、上場企業で管理職をしています。また、趣味感覚で難関と言われる通信制大学二校を最短で卒業しました。現在は三校目の通信制大学に在籍しています。



とても誠実で、現場に深く根ざした問いだと思いました。



その上であなたの問題意識や働き方を踏まえると、放送大学はかなり相性の良い選択肢だと思います。



まず、あなたが抱いている問いは「高齢者をどう元気づけるか」「どう目標を与えるか」といった技法の問題ではなく、価値が崩れたときに人はどう生きうるのか、その場に援助者はどう立ち会うべきかという、学問的にも実践的にも重いテーマです。これは一つの専門分野だけで完結する問いではなく、複数の学問の視点を行き来しながら考え続ける必要があります。その点で、放送大学の最大の強みは分野横断が制度として可能であることです。



放送大学では、心理学を軸にしながらも、哲学・倫理学・文化人類学・社会学・教育学といった科目を自由に組み合わせて履修できます。しかも、それらは単なる概論ではなく、「老い」「死」「意味」「物語」「学び直し」といったテーマを真正面から扱う科目が多く、あなたが現場で感じている違和感や躊躇を、そのまま思考の素材として持ち込める構造になっています。



高齢者に次の目標を求めてよいのかという問いも、放送大学の哲学や倫理、老年心理、社会学の授業の中で、理論と言葉を与えられながら考え直すことができると思います。



また、放送大学は生涯学習を前提とした大学なので、働きながら学ぶことが制度上きちんと想定されています。あなたのように、すでに豊富な実践経験と悩みを持っている人ほど、学びが空回りせず、実感を伴って深まると思いますよ。



重要なのは、放送大学の学びが答えを出すことを急がない点です。対人援助の現場では、安易な正解や希望を押し付けない態度そのものが、援助の質になります。放送大学での学びは、何かを解決するためというよりも、簡単に解決してしまわないための思考を鍛える性格が強く、あなたの問題意識と非常に親和性があるのではないかと考えます。



現場を離れず、宗教に安易に依拠することもなく、心理学や哲学、人類学、教育学の視点を使って自分の援助を省察し続けたい。その条件を現実的に満たせる大学として、放送大学は有力かなと思いました。



頑張ってください。応援しています。

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