率直な疑問だと思いますし、こう感じる方が増えている背景も理解できます。ただ、少し整理して考えた方が良い点がありますね。
まず大前提として、「差別はいけない」というのは日本人に対しても外国人に対しても等しく適用される原則ですね。外国人が日本人を差別してよい、というルールが認められているわけではありません。
次に、「外国人は犯罪を犯しても不起訴になる」という点ですが、これは“外国人だから甘い”のではなく、証拠不足、言語の壁、身柄拘束のコスト、在留資格との関係など、個別事情による不起訴が目立って報道されている側面が大きいです。日本人でも不起訴になるケースはいくらでもあります。ただ、今は外国人関連の話題に社会の関心が集まっているため、そうした事例だけが強調されて見えている、というのが実情でしょう。
ここが重要な点ですが、(今は「外国人に光が当たっている時期」)なんだと思います。労働力不足、インバウンド増加、国際化という流れの中で、外国人に関する制度や配慮が前面に出やすくなっています。その結果、「日本人ばかりが我慢させられている」「日本人に厳しく外国人に甘い」という印象を持ちやすくなっているのだと思います。
ただし、これは日本が「外国人優遇国家」に舵を切ったというより、急激な環境変化に制度や運用が追いついておらず、歪みが見えている段階と見る方が現実的です。現場レベルでは、日本人も外国人も、ルールが曖昧なまま振り回されているケースの方が多いです。
感情としての違和感は否定しなくていいと思いますが、「外国人だからOK、日本人だからNG」という単純な構図で日本が動いているわけではありません。今は過渡期で、光が当たっている分だけ影も強く見えている、そういう時期だと私は考えます。