副業で引かれている所得税がどう扱われているのか、気になりますよね。
結論から申し上げますと、PC(国税庁の「確定申告書等作成コーナー」など)で申請する際、「源泉徴収票の情報を正しく追加」していれば、副業分で引かれた税金はしっかり考慮されています。
もし今まで「収入額」しか入力していなかったのであれば、副業分の所得税を「二重払い」してしまっている(あるいは還付を受け損ねている)可能性があります。
正しい入力方法と仕組みをわかりやすく解説します。
1. どこに入力すればいいのか?
PCの画面(所得の種類が「給与」や「雑所得」の場合)で、副業の源泉徴収票の内容を入力する場所があります。
①「給与所得」として入力する場合(副業もバイト等で源泉徴収票がある場合)
→ 「給与所得」の入力画面で、「+もう1件入力する」ボタンを押して、2枚目の源泉徴収票の内容を入力します。
②ここが重要!
→入力画面には「支払金額(収入)」だけでなく、必ず「源泉徴収税額」という入力欄があります。ここに、副業の源泉徴収票に記載されている税額を入力してください。
2. 入力するとどうなるのか?(還付の仕組み)
副業の源泉徴収税額を入力すると、最終的な計算画面で以下のような調整が行われます。
①全体の計算
→ 「本業の収入 + 副業の収入」の合計に対して、本来払うべき正しい税額が計算されます。
②引き算
→その正しい税額から、「本業で払った税金」と「副業ですでに引かれた税金」の両方を差し引きます。
③精算
→もし「すでに引かれた税金の合計」が「本来の税額」より多ければ、差額があなたの口座に「還付金」として戻ってきます。
[注意]
「収入額」しか入力していない場合
→PCの画面で「収入」だけを入力し「源泉徴収税額」を「0」や空欄にしていると、システムは「この人は副業でまだ1円も税金を払っていない」と判断します。すると、すでに副業先で引かれているのに、確定申告でもう一度その分の税金を請求される(二重払いになる)ことになります。
3. ふるさと納税との関係
ふるさと納税を申請している場合、副業の収入と税額を正しく入力することで、「副業分も含めた合計年収」に基づいた正しい寄付上限額で計算が行われます。副業分で払いすぎた所得税と一緒に、ふるさと納税の控除分も合算されて還付されます。
■まとめ:次回からのチェックポイント
1. 源泉徴収票を2枚用意する
→本業分と副業分、両方を手元に置きます。
2. 「源泉徴収税額」欄を埋める
→収入金額だけでなく、税額(右側の小さな数字)も必ず入力してください。
3. 還付金を確認
→最後に「還付される金額は〇〇円です」と表示されたら、そこに副業分で引かれていた金額の一部(または全部)が含まれているはずです。
もし「去年までは収入しか入れていなかったかも…」と不安な場合は、過去5年分までなら「更正の請求(やり直し)」をして、払いすぎた税金を取り戻すこともできます。