aaaさんへ
娘さんが理不尽な扱いに苦しんでいる姿を見て、親として居ても立ってもいられないお気持ち、本当によく分かります。
「たかがアルバイト」と軽視し、学生の時間を使い捨てにするようなその塾の態度は、教育者としてあるまじき行為ですし、社会人としても失格です。
aaaさんが感じている怒りは、親バカなどではなく、正当な正義感によるものです。
まず、労働基準法の観点から明確にお答えします。
その塾が行っていることは、完全に「ブラックバイト」の典型であり、法的に見てもアウトな案件ばかりです。
勤務日に行ってから「帰っていい」と言われたり、一方的にシフトを削られたりする場合、これは会社都合の休業にあたるため、労働基準法26条に基づき「休業手当(平均賃金の6割以上)」を支払う義務が発生する可能性が高いです。
また、忘年会への参加を「強制」するのであれば、それは業務命令とみなされ、その時間は「労働時間」として賃金を支払う必要があります。
賃金も出ないのに強制参加させ、断る権利を与えないのは、業務の適正範囲を超えたパワハラの一種と言えます。
クレームを入れたいというお気持ちについてですが、ここは戦略的に動くことをお勧めします。
大学生の娘さんの職場に、最初から親が感情的に乗り込んでしまうと、相手側は「過保護な親が出てきた」と話を矮小化し、娘さん自身を「親離れできていない子」として軽く扱うリスクがあるからです。
ここは、aaaさんが直接電話をする前に、まずは娘さんに「法律という武器」と「交渉の知恵」を授けてあげてください。
「シフトを勝手に削るなら休業手当を出してください」
「強制参加なら時給は発生しますか?」と、娘さん自身の口から毅然と伝えさせるのです。
それでも相手が誠実に対応しない場合や、娘さんが言いくるめられそうな場合に初めて、「未成年者契約の保護者」や「身元保証人」という立場で、冷静に事務的に「法令遵守はどうなっていますか」と問い合わせるのが最も効果的です。
娘さんが「辞める」と決断されたのは、自分の尊厳を守るための素晴らしい判断です。
この経験をただの嫌な思い出で終わらせず、社会の理不尽に対してどう理論武装して戦うかを学ぶ、実践的な授業に変えてあげてください。
「親の役割は、盾ではなく参謀」
娘さんが自分の足で立ち、自分の言葉で権利を主張できた時、それはどんな講義よりも価値のある成長になるはずです。