その程度の変化になるかどうかは、寒冷化の「規模次第」で、少し寒くなる程度ではそこまで極端にはなりません。いわゆる氷期レベルの大きな寒冷化(平均気温が数度以上下がるような変化)が起きて初めて、いくつかは現実味が出ます。
①積雪期間が半年以上になる
大きく寒冷化すれば可能性はありますが、「半年以上」はかなり強い寒冷化が必要です。今より雪解けが遅れ、初雪が早まる方向には動きます。
②夏の期間が一か月くらいになる
体感としては短くなりますが、暦の上の夏が一か月に圧縮されるほどには、かなりの寒冷化が必要です。
③桜の期間が一か月くらいになる
桜は気温で開花が決まり、寒いほど開花が遅れます。ただ、咲いてから散るまでが一か月に伸びるとは限らず、低温や天候で長引くことはあっても「毎年一か月」は言い過ぎになりやすいです。
④紅葉の期間が一か月くらいになる
冷え込みが早まれば紅葉の開始は早まりますが、期間が必ず長くなるとは限りません。急に冷えると一気に進んで短くなることもあります。
⑤スキーができる期間は半年以上になる
寒冷化すれば営業期間は延びやすいので、これは比較的あり得ます。ただし雪質や降雪量、融雪期の雨などにも左右されます。
⑥雪まつり期間は二か月くらいになる
気候というより運営の都合です。寒くても開催を二か月にするかは別問題です。
⑦雪ミク電車の走行期間は半年くらいになる
これも気候ではなく企画の都合です。寒冷化しても「必ず半年」は直結しません。
⑧豊平川などが厚く固く氷結し、スピードスケート会場になる
川は流れがあるので、湖のように均一で安全な厚氷になりにくいです。寒冷化で結氷しやすくはなっても、競技会場にできるほど安定する可能性は高くありません。
⑨冬季スポーツ競技の実施回数が倍増する
雪や氷の条件は良くなりやすいですが、回数は施設、予算、需要の要因が大きいので、気候だけで倍増とは言えません。
⑩市電ではささら電車が常時出動する
降雪や吹雪が増えれば出動頻度は増えるかもしれませんが、「常時」は運行計画や除雪体制次第で、気候だけで決まりません。
⑪札幌国際、サッポロテイネで樹氷が常時見られる
樹氷は低温だけでなく、風向きや湿った霧、着氷しやすい条件が必要です。寒くなれば増える可能性はありますが、「常時」は難しいです。
⑫年間の最高気温が30度を上回らなくなる
寒冷化すれば30度超えは起きにくくなり、強い寒冷化なら「ほぼ無くなる」はあり得ます。ただ「絶対に無い」と断言できるほど単純ではありません。
⑬年間の最低気温が−30度を下回ることが何度もある
強い寒冷化なら現実味が出ます。とはいえ回数は冬の放射冷却や風、積雪などの条件にも左右されます。
⑭雪ミク電車の走行期間が半年を上回る
⑦と同じで、気候ではなく企画次第です。
まとめると、寒冷化で現実味が増えるのは①②⑤⑫⑬あたりで、⑥⑦⑨⑩⑭は運営や需要の問題、⑧⑪は自然条件がそろわないと「いつでも」は難しい、という見立てになります。