デジタルトランスフォーメーション、略してDXは、残念ながらZガンダムやZZガンダムのように機械が変形することではありません。
むしろ、会社や仕事のやり方そのものが、デジタル技術によって大きく変わることだと思ってください。
DXとは何を変えるのか
DXが目指しているのは、単に新しい機械やシステムを入れることではありません。
例えるなら、会社の体質を根本的に変えることです。
1. ゴールは便利さと新しい価値
DXの本当のゴールは、デジタル技術を使って、お客様にとっての新しい便利さや、会社にとっての大きな利益を生み出すことです。
例えば、これまではお店に行って買うしかなかったものを、スマートフォンで注文してすぐに自宅に届けてもらう。これはデジタル技術が買い物の体験を変形させた例です。
2. 仕組みを変える変形
トランスフォーメーション(変形)という言葉は、仕事のやり方や仕組みが変わることを意味しています。
* アナログからデジタルへ
単に紙の書類を電子データにするだけ(デジタイゼーション)ではありません。
* デジタルで仕組みを変える
これまで別々だった部門やプロセスを、デジタルな情報でつなぎ、全体としてより速く、より賢く動くように変えてしまうことです。
3. 具体的な例
身近な例で考えると、分かりやすいと思います。
* 昔のレンタルビデオ店
在庫管理は手作業。借りるにはお店まで行く必要がありました。
* 今の動画配信サービス(Netflixなど)
ユーザーの視聴履歴をAIが分析し、おすすめの作品を自動で提示します。お店に行く必要もなく、在庫切れもありません。
この変化は、単にビデオをデジタル化しただけでなく、ビデオの視聴体験というビジネスの仕組みそのものを変形(トランスフォーメーション)させたのです。
DXは、企業が生き残るために、デジタル技術を道具として使い、競争に勝てる体質へ自分自身を変えるための取り組みだと理解してください。