エタノール水溶液の密度を求める問題から始めましょう。
エタノール水溶液の密度ρは以下の式で計算できます:
ρ = (エタノールの量 + 水の量) / (エタノールの体積 + 水の体積)
エタノールの量はエタノールの密度とエタノールの体積の積で、水分の量は水分の密度と水分の体積の積で計算できます。しかし、この問題では体積が与えられていないので、全体の体積とエタノールの比率を使って計算します。
エタノールの濃度が78%であることを考慮に入れるため、100cm3の溶液を考えます。このとき、エタノールの体積は78cm3、水の体積は22cm3となります。
エタノールの量 = 0.789[g/cm3] × 78[cm3] = 61.662[g]
水分の量 = 1[g/cm3] × 22[cm3] = 22[g]
溶液の総量 = 61.662[g] + 22[g] = 83.662[g]
溶液の体積 = 100cm3
したがって、溶液の密度ρは以下のようになります。
ρ = 83.662[g] / 100[cm3] = 0.83662[g/cm3]
有効数字を考慮に入れるため、ρの値は0.84[g/cm3]とします。
次にジョリーのバネ秤を使った水面張力の測定から求めます。
ジョリーのバネ秤の式は以下の通りです:
F = 2πrγ
ここで、Fはバネの張力、rはリングの半径、γは表面張力です。
バネの張力Fはバネ定数kとバネの伸びxの積で計算できます。
F = kx
リングの半径rはリングの内径と外径の平均値とします。
r = (リングの内径 + リングの外径) / 2
盛り上がった水の高さhは、バネ秤のリングが水に浮かぶときのバネの伸びxと、リングの内径Diと外径Deの平均値との差の半分です。
h = (x - (De + Di) / 2) / 2
求めたいのは表面張力γなので、上記の式からγを求めます。
γ = F / (2πr)
まずリングの半径rを求めます。
r = (1.78[cm] + 1.94[cm]) / 2 = 1.86[cm]
盛り上がった水の高さhは1.75[mm] = 0.175[cm]とします。
バネ秤のリングが水に浮かぶときのバネの伸びxは、2.005[cm] - 0.175[cm] = 1.83[cm]とします。
バネの張力Fを求めます。
F = 522[dyne/cm] × 1.83[cm] = 957.06[dyne]
表面張力γを求めます。
γ = 957.06[dyne] / (2π × 1.86[cm]) = 957.06[dyne] / (2 × 3.14159 × 1.86[cm]) = 84.16[dyne/cm]
有効数字を2桁とすると、γ = 84[dyne/cm]とします。
以上のように、エタノール水溶液の密度は0.84[g/cm3]、ジョリーのバネ秤から得られる水の表面張力は84[dyne/cm]となります。