カリフはムハンマドの後継者みたいなもので宗教的にいろいろ指導はできました。
しかしどちらかといえばウマイヤ朝とかそういう国の行政権を握る君主に近いような存在でもありました。
そしてやっぱりコーランよりは格下で、これが「宗教的権限がない」に相当することだと思います。
そして一方スルタンは、ブワイフ朝に支配され、すっかり弱くなってしまったカリフに代わって支配権を握るようになった存在でした。
セルジューク朝のバグダッド入城ら辺の話ですね。
政治的な権力をスルタンにあげる代わりに、カリフは宗教的象徴だけになったというわけです。
第二次世界大戦後、天皇が権力を失い日本の象徴だけになった感じですね
なのでその文が書かれた文脈を考えると、「カリフは宗教的権限を(すごい強いわけではないけど一応)持ち、スルタンは政治的権限を(結構ガッツリ)持つ人だ」という補完ができます。なのでこういう解釈で悪くないと思います。
その文が書かれてるのがオスマン帝国とかその辺ならまさにそんな感じかと