状況の書き方から見る限り、回線切断やゲーム自体のクラッシュではなく、表示系が一瞬だけ失われて復帰している挙動に見えます。
VALORANTでのみ発生し、数秒後に必ず画面が戻るという点はかなり重要です。
この症状で特に多いのは、GPUドライバのリセットが裏で発生しているケースです。
Windowsでは、描画処理が一定時間応答しないとTDRという仕組みが働き、ドライバだけを自動的に再初期化します。
このとき、画面が一瞬真っ黒になる、入力は生きている、数秒で復帰する、という挙動になります。
VALORANTはGPU負荷の瞬間的な変動が大きく、他のゲームでは問題が出なくても、これだけで発生することがあります。
まず確認したいのは、画面が消える直前や直後に、音が続いているかどうか、Alt+Tabが反応するかどうかです。
音が続いている場合、ほぼ確実にGPUドライバ周りです。
具体的な対処としては、単なる最新版への更新ではなく、DDUなどを使ってドライバを完全削除した上で、1世代か2世代前の安定版ドライバを入れ直す方法が効果的なことが多いです。
特に最近のNVIDIAドライバはVALORANTとの相性問題が断続的に報告されています。
次に、GPUの電源管理やクロック制御が原因になるケースも非常に多いです。
MSI Afterburner等で軽くでもアンダーボルトやクロック固定をしている場合、VALORANTだけで不安定になることがあります。
一切触っていない場合でも、NVIDIAコントロールパネルで電源管理モードが「最適電力」になっていると、ラウンド開始時などの負荷変動でブラックアウトすることがあります。
これを「パフォーマンス最大化」に変更すると改善する例があります。
また、G-SYNCやFreeSyncが有効な場合、フルスクリーン排他と競合して画面消失が起きることがあります。
ウィンドウフルスクリーンに変更する、または一度G-SYNCを無効化して挙動を見る価値はあります。
VALORANT特有の要因としては、Vanguardの動作が関係するケースもあります。
仮想化機能、HVCI、コア分離などが有効になっていると、描画周りで不安定になることがあります。
Windowsセキュリティのデバイスセキュリティ設定で、メモリ整合性を一時的にオフにして改善するか確認する例もあります。
意外と見落とされがちなのが、ケーブルやモニタ側の問題です。
DisplayPort接続で、特定のリフレッシュレートやHDR設定の組み合わせのときだけ、信号再同期が発生することがあります。
VALORANTはラウンド切り替え時に一瞬リフレッシュ挙動が変わるため、そこで画面が落ちることがあります。
別のDPポートに挿す、HDMIに変える、リフレッシュレートを一段下げる、といった確認も無駄ではありません。
もし可能であれば、イベントビューアのシステムログで、画面が消えた時刻に「Display driver nvlddmkm stopped responding」やそれに類する記録が残っていないか確認してみてください。
これが出ていれば、原因はほぼGPUドライバまたは電源管理に絞れます。
かなりストレスの溜まる症状だと思いますが、経験上、このタイプはOSやゲーム再インストールでは直らず、ドライバの世代選択、電源管理設定、表示モード変更のいずれかで改善することがほとんどです。