ナフサに対する疑問と脱炭素社会に素朴な疑問です。化石燃料を燃やす社会から、まず手始め?に自動車を電動化にしようとの当初はEVシフトだったと思いますが、ここにきて問題。原油を精製すると重油、軽油、ガソリン、灯油、プラスチック樹脂等の原料となるナフサなどに分離します。現状化石燃料は止めても電化製品や建築材、医療機器、社会インフラ広く含め配線被覆、基盤、絶縁体にはナフサが必要で、コレを完全な形で代替する物はありませんよね?となればナフサを使い続けるしかないのですが、燃料を使わなくとナフサを取り出す限り同時にガソリン、重油、軽油も発生します。脱炭素社会ではそこの燃料部分は使わないから廃棄か、若しくは地中に戻すのでしょうか。火力発電に利用しないと勿体ない、発生するのだったらガソリンも使わないと非効率過ぎるとは思いますが、勿体なくとも捨てないと地球が持たない時代が来てしまうのでしょうか。折角の化石燃料からナフサだけの利用というのは、ナフサ自体の値段も上昇、高騰してしまうのではないかとも感じます。

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1210308

2026-06-15 06:05

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satoruさん



まずお断りしておきますが、ガソリン = ナフサ だと理解して下さい。

ナフサは別名「粗製ガソリン」と呼ばれ、これを精製してガソリンにしたり

特定の成分を取り出したり分解してエチレンやプロピレンなどを作って

プラスチックなど化学製品の合成原料とします。



ご質問に戻りますが、ガソリンの代わりになる代替燃料については例えば

バイオエタノールのようにいろいろと実用化されているものもありますけど

プラスチック原料代替についてはまだまだこれといった決定的なものはない

というのが現状ですね。



で、ご懸念の問題ですけど、現状として原油をまず精留という初段階の精製で

LPG、ナフサ、灯油、軽油、残油(重油+アスファルト分)に分けます。

このうち灯油まではかなり需要が高い(灯油に当たる部分はジェット燃料の

原料としても精製して使われます)のですが、重油類(残油からさらに精製して

作られるもの)そのものは単純な需要としては余る傾向があります。

そこで需要としては余る重油などを触媒とともに熱分解して、沸点の低い

低分子の LPGやナフサなどの成分に相当するものを作る加工をしています。

これをクラッキングというのですが、こうして余剰の出そうなものからは

需要の高い成分をできるだけ作って対応しています。



というわけで、脱炭素社会の進行と関係なく余った成分を廃棄したり地中に

戻すようなことはしていませんし、今後もしないでしょう。

例えば代替燃料の普及でガソリンとしての用途、つまりナフサの需要がゴッソリ

減ったら、極論すればクラッキングの量を減らすだけだと思います。

クラッキングの原料は重油だけというのではなく、軽油とかの場合もあります。

できるだけムダが出ないように使い回しているのですよ。

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