真空偏極による電荷の遮蔽効果についてお答えします。
電子の場合、δq/Qの値は距離スケールに依存しますが、通常の実験室スケール(例えば原子サイズ程度)では非常に小さく、おおよそ10^-3程度かそれ以下です。ただし、より短距離(高エネルギー)で観測すると、この補正は大きくなります。
真空偏極の効果は、微細構造定数α≈1/137を用いた摂動論で計算され、主要な補正項はα/πのオーダーとなります。
他の荷電粒子についても、真空偏極による遮蔽効果は原理的に同様に存在します。ただし、効果の大きさは以下の要因で異なります。・粒子の質量(重い粒子ほど仮想粒子対生成の寄与が小さくなる)・観測する距離スケール・関与する相互作用の種類
例えば、陽子などのハドロンの場合は、電磁相互作用だけでなく強い相互作用も関与するため、状況はより複雑になります。
純粋に電磁相互作用のみを考える場合、基本的な遮蔽のメカニズムは電荷の種類によらず同様ですが、定量的な値は観測条件に依存します。