化粧スレートの詳しい設計の者です。
〇アスベストが含有されている屋根材は、撤去の時に乱雑に扱えない、現場から最終処分場まで同じトラックで運搬しなければならない、最終処分場が遠隔地にある、という条件にあり費用がUPします。
完全に撤去したとしても最大50万円ほどだと思っていますが、業者により違いがあります。
カバー工法が流行っていますが、カバー工法とは上記費用を節減しなければならない事情がある人が、止むを得ずやる工法で、雨漏りが始まるまでの期間が早い工法です。
何故なら、
〇新たな屋根は軽量化が必要でして金属製に限定されます。これを固定するのにドリルビスを使う傾向にあります。
このドリルビスが何百本も打たれる事で、二次防水のアスファルトルーフィングがビスから雨を下に漏らしてしまうからです。
アスファルトルーフィングはビスに強いか、という実験をしたのがありますから見てください。
https://kamisei.co.jp/news/9803
ビスにはシーリングが必要だとありますが、何百本ものビスにシーリングなどしませんから雨漏りが早く始まるのです。
〇この金属屋根材は最近のスレート屋根に比して高額です。
ですから、完全に撤去してやる葺き替えは、アスベスト対策費用が増えても屋根材の費用が減りますので、行って帰ってのプラス費用はたいしたものではないと言えるのです。
〇屋根の健全化のためには多少費用が増えたとしても葺き替えがベストなのです。
私は、一人で奮闘してカバー工法の無謀さを知恵袋で訴えています。
反論みたいな説がありますが、反論にはなっていませんが。
あと、「アスベスト入りのスレート瓦1枚を差し替えをやった場合の金額も、」とのご質問がありますが。
化粧スレートは一枚につき釘が4本で固定されています。
見える化粧スレートの下端部から5cmの位置です。
Kmewで販売している差し替え用の工具は、この釘をムリヤリ引き抜くようになっています。古い釘がそのままだと新たな一枚が差し込めないからです。
ですが、同時に二次防水のルーフィングに大きな傷をつける=その部分の防水がなくなる事を意味しますからトンデモない事なのです。
そんな無謀な事を事をするより、割れた化粧スレートはシーリングで接着させた方がマシなのです。