ドイツ語で1は言えないけど2は言えるそうです。何故ですか。1 Wir haben nicht Äpfel gekauft.2 Äpfel haben wir nicht gekauft.

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2026-02-15 00:30

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1 が言えない(非常に不自然)のは

→ 否定の焦点が曖昧で、ドイツ語の語順規則にも合わないから



2 が言えるのは

→ 否定の対象(Äpfel)が明確に前面化されているから

です。



まず 1 を見ます。



1 Wir haben nicht Äpfel gekauft.



この文では

nicht が Äpfel の直前にあります。



するとドイツ語では自動的に



「Äpfel を否定する」

=「りんごではない何か」



という 対比否定 になります。



つまり意味は



「私たちは りんごではなく(別のもの)を買った」



になります。



しかし問題はここです。



この意味を表すなら、ドイツ語では通常



・sondern が必要

・あるいは語順をはっきりさせる必要がある



にもかかわらず、



Wir haben nicht Äpfel gekauft.





対比の相手が文中に出てこないため、



聞き手は

「え?じゃあ何を?」

と感じてしまいます。



そのため、文法的には成り立つ余地があっても、

単独文としてはほぼ使われません。



次に 2。



2 Äpfel haben wir nicht gekauft.



これは構造がまったく違います。



Äpfel が文頭に出ているのは

前面化(Topik化) です。



この形になると、



・「Äpfel について言えば」

・「りんごに関しては」



という話題設定が先に行われ、



そのうえで



haben wir nicht gekauft

(買わなかった)



と 明確に否定 されます。



つまり意味ははっきり



「りんごは買わなかった(他は知らない/他は買ったかもしれない)」



になります。



否定の焦点が完全に明示されているため、

非常に自然なドイツ語です。



ここが核心です。



ドイツ語では



・否定語 nicht は

否定する要素がはっきりしていないと不安定になる



・名詞だけを否定したい場合は

前面化するか、対比を明示する



という強い傾向があります。



まとめると、



1 が言えない理由

→ nicht が Äpfel を否定しているが、

対比相手も話題設定もなく、焦点が宙に浮くから



2 が言える理由

→ Äpfel を話題として前面化し、

「それについては否定する」と明確にしているから



一言で言えば、



ドイツ語は「何を否定するのか」を語順で示す言語

です。



だから、



・数量否定 → keine Äpfel

・対比否定 → Äpfel haben wir nicht gekauft



となり、



nicht Äpfel を平叙文の中に置くのは、

最も不安定で避けられる形なのです。

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