聖書に登場するミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルといった天使たちは、本来は性別を持たない霊的存在として描かれています。聖書では天使は結婚せず、肉体的な性差も持たないとされており、人間のような「男性」「女性」という区別はありません。
しかし、彼らが人間の前に現れるときは 常に男性の姿 で描かれ、聖書の中でも 男性代名詞(he) が用いられます。これは、天使が人間に理解しやすい形で現れるという描写上の理由によるものです。
また、彼らの名前はすべて 男性形のヘブライ語名 で構成されています。
ミカエル(מִיכָאֵל)、ガブリエル(גַּבְרִיאֵל)、ラファエル(רְפָאֵל)、ウリエル(אוּרִיאֵל)といった名前は、いずれも語尾に「エル(El=神)」を含む男性形の構造を持ち、文法的にも男性名詞として扱われます。
つまり、
• 存在としては無性(性別なし)
• 描写上は男性として現れる
• 名前は男性形のヘブライ語
という三つの要素が同時に成り立っているのが、聖書における天使の特徴です。
ですから、ガブリエルは “女性” ではありません。ガブリエルが女性という説は、聖書にも言語学にも根拠がありません。
• 聖書では he(彼) と呼ばれる
• 人間に現れるときは 男性の姿
• 名前は 男性名詞 גַּבְרִיאֵל(ガヴリエル)
• גבר(gever)=「男・勇士」
• אל(El)=「神」
つまり名前の中に “男” が入っているのです。
「マリアと同じ性」という説は完全に誤解です。その説は、
• 中世絵画でガブリエルが中性的に描かれた
• 受胎告知の象徴性から女性的イメージが付いた
• 天使は無性 → 女性でもいいのでは?という混同
などから生まれた俗説であり、聖書的根拠は皆無です。