「外国貿易統制事務を改善し、外国為替統制を強化し、日本側機関に引き継ぐ」
簡単な意味は
海外とのお金・モノの出入りを、政府がきちんと管理し、日本自身で運営できるようにする。
なぜ?
日本は1945年の敗戦によって、戦前の経済の土台をほぼすべて失った。
工場や都市は空襲で破壊され、鉄道や港も十分に使えなかった。
さらに、朝鮮や台湾などの植民地を失い、資源を安く手に入れる手段もなくなった。
そのため、日本は石油・鉄・食料を外国から買わないと生きていけない国になった。
しかし敗戦直後の日本には、それを買うための外貨がほとんどなかった。
そこで政府は、まず外国に物を売って外貨を稼ぐことを最優先にした。
限られた資材や電力は、国内向けより輸出で利益が出る産業に集中的に配られた。
これは、家計が崩壊した家庭が、まず収入源を確保するのと同じ考え方である。
こうして日本は、まず稼ぐ → それで必要な物を買う、という道を選んだ。
要は
経済安定九原則は、敗戦で自力を失った日本が、生き残るために輸出と外貨獲得を最優先した現実的な再建政策です。
歴史が今の日本を作り上げました。