言葉とは不思議なもので、原始的に言えばいいものを現代的に言おうと
すると、とたんに複雑になります。
③ \u0026quot;She left. He arrived (late).\u0026quot;
これで前後関係は明白です。
これを「歴史年表式」と言います(笑)
つまり、単語の並ぶ順番が時間の順番と対応してるんです。
こんな書き方を「簡潔でいい!」という意見もありますが、
何もかすべてこんな調子で言うと「あんたネイティブアメリカンか?」
という誹りを受けかねません(笑)
つまり、過去完了は現代人の身だしなみなんです。
「言いたいことを伝える」だけではないんです。
「言いたいことを伝え、なおかつ、恥をかかない」です!
そして、もしもどこかの教育みたいに「恥をかかない」に重点を置くと、
ちょっと変なことになりそうじゃないでしょうか?(笑)
④ \u0026quot;At that moment, John had visited London two years before.\u0026quot;
「過去完了とともに使う場合、agoはbeforeとなる」という先生からの
ありがたいお告げがあります。
しかし、そんな「お告げ」を聞かず、英英辞典でagoを引いたら、
\u0026quot;from now\u0026quot;と説明してたりします。
つまり、ここでの問題は「過去完了であること」よりも、agoの
概念にnowが入ってることだったんです。
さらに「現在形は現在の習慣を表す」というお告げもあります。
となると、現在完了形は「現在の習慣」を表せないのか?
⑤ \u0026quot;He always has finished his dinner by seven o'clock.\u0026quot;
これは間違いなんでしょうか?(笑)
現在完了形を勉強する時、このhaveが何であるのか?調べてみるのは
無駄なことではないでしょう。
\u0026quot;We have a lot of rain.\u0026quot;「私たちは雨をたくさん持ってます。」
これはおかしいですが、
⑥ \u0026quot;We have our homework finished.\u0026quot;「私たちは宿題を終えられた
状態で持ってます。」
日本語として少々変でも、これは成り立ちませんか?
これが完了形の原風景です(OEDはそう説明してます)。
過去完了はこれの流用なんです。なので、
e② \u0026quot;He said he had written the letter.\u0026quot;は
j②「彼は手紙を書いたと言った。」以外に、
j②'「彼は手紙を書いたところだと言った」もあり得るんです。
(原風景は「彼は手紙を書かれた状態で持っていた。」)
この様に完了形は、文法は、柔軟なんです(笑)
こういった文の解釈ですが、
書き手が③の様に書かず、e①の様に書いたとしたら、恥をかかない
ため以外に「彼女はあわて者だった」、「彼のことがイヤで会いたく
なかった」、「彼が時間にルースだった」等のことを強調したい
んですよ(笑)
③よりもe①の様に書いた方が、時間差が強調されるんです。
強調しないのであれば、③で十分でしょう(笑)
「どう整理して伝えたいか」?
時間差が大切な場合、書き手は多かれ少なかれ、時間差を強調したい
んです。
時間差は単なる時間差であることもあれば、時間差がドラマになること
さえあるんです!(笑)
そう考えると、過去完了は非常に大切だとわかります。