それがプロプライエタリーソフトウェアの宿命というか限界です。
Windowsの問題というだけでもなく
アプリ側がプロプライエタリー…
企業や個人の所有物として開発され頒布されているための問題でもあり
有償無償とは別の次元で
不自由なソフトウエアとも言われています。
1970年代はソフトウェア単体の販売という商売がほとんどなく
Microsoftがソフトウェア小売事業を広めたとも言われますが
そういう不自由を問題視
自由なソフトウェアという考え方を広めたRMSという人もいました。
現在では、その考え方は
オープンソースソフトウェアとして実践されるようになり
ライセンスの範囲で誰でも自由に使えるソフトウェアが広まり
その積み重ねからAndroidが生まれたり
Androidから派生したFireOSが生まれたりもしました。
google主導で成功したChromiumプロジェクトから
googleが主流となった後に
MicrosoftがChromiumベースのEdgeに移行したりもしました。
FirefoxやLibreOfficeも、原点はプロプライエタリーソフトウェアでしたが
OSSへと転換されて存続しています。
以前の環境が使えなくなる問題のほとんどは
Windowsの新バージョンが動くための条件と
Windowsのバージョンごとの差異による問題
あるいは、新しいWindowsに対応したバージョンが出ないソフトや
出てもそれを買えないために起きる問題と言えます。
問題解決の方法は、プロプライエタリーソフトウェアでは
金を払って新しいものを揃えるのが基本
新しいものが提供されないソフトを捨てるのが基本です。
スマートフォンみたいなアプライアンスOSでは融通が聞かず
しぶしぶ、そういう対処をしている人がほとんどのはずです。
パソコンOSでは多少融通が利くがゆえに悩む人もいますが
自由なソフトウェアという考え方は
そういう悩みを解消できる可能性があると考えられています。
現実には、市販ソフトを使いたい人はたくさんいますし
ゲームソフトとしてはWindows版ばかりなのが現実。
OSSを主体として構成されたLinux系OSでできることは
1990年代に比べれば飛躍的に広がっていますが
Microsoftによる市場支配は続いていて
パソコンを買えばWindowsが付いてくるからと
不満をつのらせながらも
Windowsを使い続けている人がほとんどです。
自由なソフトウェアを選べる人は限られて
実際に選んでいる人はより少なく留まっています。
ChromeやLibreOfficeが動けば充分な人や
艦これみたいなHTML5で実装されたゲームしかしない人は
Xubuntu 24.04LTSのような軽量版のLinux系OSで
十数年前のパソコンを再生して普通に使えたりしていますが
Windows用の市販ソフトを買った人が
それを確実に使えるのは対応を謳っているバージョンのWindowsで
Linux系OSでそれを使えるという可能性は一応あっても
必ず動くというものでもないため、選ぶことが難しくなります。
そして結果的に、Windowsの世代が代われば
新しいWindowsを買わされ
新しいWindowsで動かなければ、今度は
使ってきた市販ソフトの新バージョンを買わされる世界です。
それがMicrosoftが広めた市販ソフトによる市場支配で
それが多数派で有り続ける限り
Microsoftの支配は続き
また市販ソフトのほとんどはWindows版ばかりなく
Windowsを買い支える世界から逃げ出せない人ばかりになります。
みんながあきらめて、自分が入っている檻を修繕する世界です。
檻の外に出て、Macの檻に入る人もいれば
Windowsの檻に戻る人もいますが
檻に入らないままLinux系OSでなんとかなっている人もいて
そういう視点から見れば、檻の中にいる人を
熊やアライグマを狙った罠にはまって
鍵を開けても出てこないタヌキのように思っていますが
檻の中から出ていく意思が無い人には
誰かが助けられるということがありません。
ほんとは自由なソフトウェアを使う人が大多数になってしまえば
市販ソフトも顧客に優しくせざるを得ず
儲けにくく、横暴な支配もできなくなるんですが
そういう時代が来るのは、たぶん何年も先の未来で
大学へのMicrosoft製品の包括契約とか総合契約とかがあるので
そこで檻に閉じ込められる人が多いのが現実で
Microsoftはそれを未来永劫続ける腹積もりです。
出てみたら良いのにとは言えますが
なにかの保証や補償があるわけでもありません。
もっともWindowsに補償があるから安心できるという人がいても
実際、EULAを読んでみると
「Windowsを取得したときの資料と食い違うところがあれば
修正を試みるけど、無理だったら最悪返品を受けます」
という程度の保証でしか無く
Windows 10にどれだけ不満を募らせても
何の救いも無いか
Windowsを使うことをやめる自由があるだけに過ぎません。
たまにやめてみたほうがいいかもしれません。