ご病気で療養中の奥様を支える元部下(現在は会社の顧問)の方への年賀状ですね。相手の方の心労を慮り、華美な言葉(「おめでとう」など)を避けつつ、これまでの感謝と、少しでも穏やかな新年を願う気持ちを伝えるのがマナーです。
以下に、状況に合わせた3つの文面サンプルを作成しました。
ポイント:忌み言葉を避ける
「去る」「滅びる」「失う」などの忌み言葉や、病状を深く問い詰める表現は避けます。また、年始の挨拶は「謹んで新春のご祝詞を申し上げます」といった硬い表現よりも、「謹んで年頭のご挨拶を申し上げます」とするのが、お見舞いの気持ちを含める際に適しています。
パターン1:標準的・丁寧(最も汎用性が高い)
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
旧年中は多大なるご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
奥様のご体調はいかがでしょうか。
日夜、献身的に支えていらっしゃる〇〇様(相手の苗字)のご心労を拝察いたします。
微力ながら、奥様のご快復と平穏な日々を心よりお祈りいたしております。
寒さ厳しき折、〇〇様におかれましても、どうかご自愛ください。
令和七年 元旦
パターン2:少し親しい間柄(寄り添う気持ちを強める)
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
奥様の療養生活が続いていると伺い、案じております。
ご家族にとりまして大変な時期とは存じますが、
本年が少しでも穏やかな一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
私に何かお手伝いできることがあれば、いつでもお声がけください。
一日も早く、心休まる日が来ることを願っております。
令和七年 元旦
パターン3:顧問としての立場を立てる(簡潔に)
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
旧年中は顧問として多大なるご尽力を賜り、心より感謝申し上げます。
奥様のご療養が続く中、〇〇様におかれましても気の休まらぬ日々をお過ごしかと存じます。
今は何よりも奥様との大切なお時間を優先なさってください。
新しい年が、ご家族の皆様にとって希望の見える一年となりますようお祈り申し上げます。
令和七年 元旦
注意事項
「賀正」「迎春」は避ける: これらは目下の人に使う言葉です。上司や顧問に対しては「謹んで~」から始めます。
「おめでとう」を控える: 相手が喪中ではないものの、非常に厳しい状況にある場合は、「新年おめでとうございます」を「謹んで年頭のご挨拶を申し上げます」に差し替えるのが、お見舞いの意味を込めた年賀状(年始状)の作法です。
手書きの一筆: 印刷だけでなく、「お疲れが出ませんようご自愛ください」といった一言を手書きで添えるだけで、温かみが伝わります。