ゾルトラークが人類に解析される過程で
「人を殺す魔法ではなくなった」と作中で解説されてる通りです。
これで人類の魔法体系に組み込まれた結果、
「一般攻撃魔法」になったわけです。
研究の副産物として装備や衣類にも魔法耐性が施されて、
「並大抵の魔法攻撃」では死に至ることはないでしょう。
しかし、例えばフリーレン(とフェルン)のゾルトラークは
更に改良されて「(元々のゾルトラークとは別物の)魔族を殺す魔法」
というべき魔法になっています。
リュグナーとフェルンの戦いの中のやり取りで、
「魔族はとうにゾルトラークは克服している」、
「だから自分に大きなダメージを与えるこの魔法は
『ゾルトラーク』とはもう言えないもの」
と分析した通り、魔法は改良と克服の積み重ねがあることがわかります。
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一方で、フリーレンが普段使っているゾルトラークとは別に、
黒い光で攻撃するゾルトラーク「らしき」魔法を、
フリーレンの複製体が本物のフリーレンに放っています。
(魔法の名称は不明)
これは、一般攻撃魔法を十分防げるはずの防壁を簡単に砕いています。
フリーレンはフェルンのために隙を作る目的でわざと複製体に使わせたので、
ゾルトラークほどの速射性はないと予想されますが、
対人性能が高い攻撃魔法もちゃんとあるんだと思います。
レルネンの魔法もフリーレンの防壁を簡単に破って
結構な怪我を負わせていましたし、
ゼーリエの見立てでは本気を出せば
フリーレンにも勝てる可能性があると評価されています。
フリーレンは試験で人を殺めるつもりはないので、
普段通りのゾルトラークを使用してただけで、
その気になれば、隙は大きいけど
人を殺めるレベルの魔法は行使できるということでしょう。
フェルンに使用した「魔法と認識できない魔法」に関しては、
実際にどういう性能かはわかりません。
ですが、それこそ勇者一行と旅をしてきた時期に使ったことがあるという
「古い魔法」なので、現代の魔法防御の性能を越えて
フェルンの致命傷まではいかなかったんでしょう。
ゾルトラークのような一般攻撃魔法に対抗するための
「現代の人類の防御性能」を考えれば、
フェルンが受けた被害は甚大なので、
それこそ昔はかなり強力だったんじゃないかなとは思います。
フェルンに黒いゾルトラークを放たない理由としては、
そもそもフェルンでつけるほどの隙を生み出す魔法ですから、
自分と同じ実力を持った相手(本物フリーレン)を
意識した状態では選択肢になかったんでしょう。
「魔法と認識できない魔法」の改良を
ゾルトラークのようにしてない理由はわかりませんが、
フェルンに「隙だらけ」と言われるくらい無防備になるレベルで消耗するか、
あるいはフリーレンの生来の魔法探知が切れる弱点を増大させるくらい、
集中が必要な魔法なのかもしれません。