その観察は一定の根拠があると思います。東大の大問2は、確かに近年やや標準化された傾向が見られます。
過去には「段落の並べ替え」「文法的に間違っている部分の指摘と修正」「複数の条件を満たす英文作成」など、独特の出題形式が多くありました。こういった問題は、他大学ではまず見かけない難度の高いものばかりでした。
それに対して、近年は「70語程度の和文英訳」という、比較的オーソドックスな形式に落ち着いています。和文英訳自体は、他の難関大学でも見かける出題形式で、対策教材も豊富にあります。
ただ、「やや取り組みやすくなった」という評価は、難度の観点からは正しいですが、東大の採点基準は依然として厳しいことを忘れてはいけません。出題形式が標準化されても、求められる表現の正確さや自然さは、やはり東大レベルの高さを保っています。
つまり、形式としては取り組みやすくなった可能性はありますが、合格するための英作文のクオリティは相変わらず高いということですね。出題の多様性は減ったが、深さは変わらないという判断が妥当だと思います。