こんばんは。
フィンランドのクリスマスに欠かせない料理といえば、まず真っ先に挙がるのが「ヨウルシンカ(Joulukinkku)」、つまりクリスマスハムです。
これは大きな豚のもも肉を塩漬けし、オーブンでじっくり焼き上げたもので、表面にマスタードとパン粉を塗って香ばしく仕上げるのが伝統的なスタイルです。焼き上がったハムは冷めても美味しく、薄くスライスしてパンにのせたり、サラダと一緒に食べたりと、クリスマス期間中に何度も登場します。
次に欠かせないのが「ロソッリ(Rosolli)」というビーツのサラダ。
鮮やかなピンク色が食卓を彩り、じゃがいも、にんじん、ビーツ、ピクルス、玉ねぎなどを細かく刻んで混ぜ、上からクリームや酢を加えて味を整えます。
甘酸っぱくてさっぱりとした味わいが、こってりしたハムとの相性抜群です。
また、「ライスプディング(Riisipuuro)」もクリスマスの朝に食べられる定番料理です。ミルクで炊いたお米にシナモンや砂糖をかけて食べるのが一般的で、ひとつだけアーモンドを入れておき、それを引き当てた人には幸運が訪れるという遊び心もあります。
他にも、魚の酢漬けやスモークサーモン、キャセロール料理(特に人参やカブ、じゃがいものグラタン風の「ラーティッコ」)など、素朴ながらも心温まる料理が並びます。
フィンランドのクリスマスは、家族と静かに過ごす時間を大切にする文化が反映されていて、料理もまたその温もりを感じさせてくれるものばかりです。