ヒトラーは第1次世界大戦のとき、前線で一番危険な任務である伝令兵を、
自ら志願して戦っていましたが、何度も奇跡的に
命拾いをしたために、同僚の兵士たちから「不死身の男」と
評されていたとあります。
最初の戦闘では、600人の歩兵部隊で生き残ったのは彼のみでした。
また、アメリカのピューリッツァー賞作家ジョン・トーランドは、
ドキュメント『アドルフ・ヒトラー』の中で、
ヒトラー自身が、イギリス通信社特派員ウォード・プライスに
語った言葉として次のものを紹介しています。
「私はあのとき、戦友たちと夕食を摂っていた。すると突然、
ある声が私に『立って向こうへ行け』と命じた。
その声が、あまりに明瞭に同じことを繰り返したので、
私は上官の命令を聞くように機械的に従い、20ヤードほど移動した。
とたんに、いままでいた場所から衝撃と轟きが押し寄せた。
そのときまで私も属していたグループの上に、流れ弾が炸裂して
1人残らず死んでしまったのだ」
「そうだ、それは“あいつ”の命令だった。
あのときから、私には“あいつ”が憑(つ)くようになった。
恐ろしいことだ。私は“あいつ”に選ばれて取り憑かれたのだ」
これは、ヒトラー自身の判断ではなく、
彼以外の誰にも感知できない悪魔的な命令の声だったそうです。