若い人が産婦人科に行きづらい理由のひとつに「親や周囲の人に知られたくない」ということがありますが、医師が個人の承諾なしに勝手に親に連絡することはありません。不安であれば医師に「親に言わないでください」と伝えておきましょう。
しかし検査して重症で親に伝えなくてはいけない事もあります。
また、女性性器を医師がみたり触ったりする「内診(ないしん)」に抵抗があって受診したくない人は、超音波の機械で診察できる場合もあります。
希望を伝えてください。
内診は、腟鏡(腟の壁を広げておくための器具)を入れて腟内を見たり、腟に指を入れて子宮の大きさやかたさ、位置などを触って調べます。婦人科の主要な診察方法なので、必要なら受けたほうがいいでしょう。
ただ、どうしても抵抗がある人には強制的に行うものではありません。もちろん、内診の必要がない場合や、症状によっては問診時に相談すれば、内診しない代わりに超音波検査をすることもあります。とはいえ、内診しないと発見できない病気も多いです。
本人や付き添いの保護者とも相談しながら,検査をすすめていく事になります。
セックスの経験を聞くのは、妊娠や性感染症の可能性があるかを知る必要があるからです。経験があってもなくても、恥ずかしいことはありません。ウソは書かないでください。正確な診察ができなくなってしまいます。
性交経験のない場合は,膀胱を充満した状態での経腹超音波検査を行い,子宮奇形や卵巣腫大などの異常所見の有無を調べる事もあります。
経腹超音波検査のみでは不十分と判断した場合は、経直腸超音波検査やMRI 検査を検討します。
性交経験のある場合は,内診や経腟超音波検査に加え性感染症,骨盤内炎症性疾患なども確認していきます。
初めての受診でかかる金額は、初診料と検査で5000 円くらいです。検査によってはもう少しかかるものもあります。
お金がないから産婦人科に行かない、ではなく、最初に、今日持っているお金でできる検査をしてください、と言っていいのです。
資格確認証、保険証は必ず持参しましょう。