ベイズの定理としては、それぞれの検査が【統計的に独立していれば】、複数の検査の尤度比を連続してかけ算することでオッズを更新することができます。
例えば血液検査のような生化学的検査と画像診断のような形態学的検査のように、原因疾患に対して全く異なったアプローチで行う場合に統計的に独立している可能性が高いです。この場合、検査Aの事後オッズを検査Bの事前オッズとして利用することにより、結果的に尤度比の積を使用するのと同じ式になります。
一方、似たような検査を何度も行う場合には、統計的に独立していませんので、「100回陽性出たら、陽性尤度比を100回掛ける」というわけにはいきません。同じ検査を100回やっても機器が正常であれば同じ結果しか得られませんから。
このように、それぞれの検査が互いに統計的に独立しているかどうかは、慎重に見定める必要があります。