ヒトラーはなぜあのタイミングでソ連へ侵攻したのでしょうかイギリスを完全に屈服させてからでも遅くなかったのでは?

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2026-06-24 03:40

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ヒトラーにはそもそも英国を完全に屈服させるつもりがなかった。



攻撃を仕掛けて損害を与えれば英国はドイツとの講和に応じると考えていた。



だが予想に反し英国は講和するそぶりすら見せない。寧ろ戦争が長期化するに伴い益々ドイツとの継戦意志を強くしている。



ヒトラーにはその理由が分かっていた。本当の敵はアメリカなのだ。



ルーズベルトとチャーチルは肝胆相照らす仲で、バトルオブブリテンの頃にはアメリカは武器貸与法を制定するなど公然と英国支持を表明し、事実上中立であることを止めていた。



アメリカという国はユダヤ人金持ちが支配している国(だとヒトラーは考えていた)で、アメリカが英国に援助をする限り英国がドイツに屈服する可能性は低い。さりとてアメリカの経済力を考えるに今この時期にアメリカと事を構えるのは得策ではない。



ならばソビエトを攻撃し、ドイツ軍のお家芸である電撃戦で以てソビエトを早期に崩壊させる。もともとドイツとソビエトはお互いの利害のために不可侵条約を結んでいただけで、時間稼ぎの役割を充分果たした。寧ろドイツが欧州全土を制覇するのにソビエトは遅かれ早かれ打倒すべき敵なのだ。そもそもナチズムとコミュニズムは水と油。互いに混じり合えぬ真逆の思想。今ソビエトの軍事力は戦前の大量粛清のお陰で図体だけが大きい「張り子の虎」それが証拠にフィンランドのような小国にさえあれほど苦戦したではないか。



ソビエトを早期に崩壊させることが英国に継戦意志を喪失させ、ひいてはアメリカの欧州戦争介入を阻止できる。アメリカは大平洋で日本に牽制させておけば良い。さすがのアメリカといえども欧州と大平洋との二正面作戦を戦う力は無いだろう。



こうしてヒトラーは対ソ開戦を実行しましたが、開戦前から様々な計算違いが生じました。



当初開戦は4月中旬が予定されていましたが、ユーゴスラビアにおける反独クーデターに端を発したバルカン・ギリシア侵攻に時間をとられ2ヶ月という貴重な時間を空費します。更にはソビエト軍はヒトラーの予想に反して強かった。



そして最大の誤算が1941年12月8日の日本海軍による真珠湾攻撃です。これでアメリカは完全に英ソの側に回りました。



日本との同盟の条項には「締約国が第三国から攻撃を受けた場合にのみ」自動参戦する旨が記載されており、日本がアメリカを攻撃した真珠湾攻撃によってドイツがアメリカに宣戦布告する必要はありませんでしたが、ヒトラーはアメリカに宣戦しなければ同盟が死文化してしまうだろう事による他の同盟国への影響と、仮にドイツが宣戦布告しなくとも遅かれ早かれアメリカからドイツに宣戦して来ることになるだろうと考え、それならばと機先を制してドイツからアメリカに宣戦を布告しました。

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