熱心な推進派というまででもありませんが。
・選択的夫婦別姓派が求めているのは、憲法上の婚姻ができるようになることだと思います。
法律婚には、莫大な法的保護や恩恵、世間からの承認が付与されます。
別姓を実現するためには、事実婚でいいんですよ。
でも事実婚では得られない様々な法的保護や利益が、厳然としてあります。
現行制度は強制的夫婦同氏制で、法律婚をしたければ夫婦の氏を同一にしなければならない。でもそれは、憲法上認められた婚姻の自由という人権に対する不合理な制約ではないでしょうか。
国際結婚ではすでに選択的夫婦別姓ができるのに。
真の核心は「氏を保持したまま法律婚ができること」であって、氏が問題なのではないと思っています。
>日本で必要とは限らない
氏を変えなければ法律婚できない人の苦しみというのは、キリシタンにとっての絵踏みに似ていると思います。
非信者には何でもないことでも、キリシタンにとって、キリストの絵を踏むというのはものすごく辛いことです。
同じように、氏を変えることを何と思わない人もいれば、氏を変えることで強い自己喪失感に苦しむ人もいます。
「自分はそう思わないからどうでもいいじゃないか」という他者への想像力を欠いた社会は、自分が苦しんだときに、想像力を欠いた反応や無理解しか返ってこない社会だろうと思います。
男性の95%が氏を変える社会であれば、早々に選択的夫婦別姓が法制化されたのではと感じます。
「選択的」であるから夫婦同氏制がなくなるわけではないですし。
反対派が懸念する、帰化がわからなくなるといった指摘については、そもそも明治期の戸籍付与が結構いい加減だったから、いまさら言われてもなあ…と思ってしまったり。
また帰化したかどうかは戸籍に記載されますし、親の本名も記載されるから、元々日本人か否かもわかる。
反対派が懸念することは、工夫すればわかることではないかと思いますが。