まず考えられるのは、親機と中継機の距離・配置の問題です。
無線通信は、LANケーブルで流れてきたデータを OFDM 方式でシンボルに変換して空間に送信しています。このとき MCS(変調・符号化方式)によってシンボル密度が決まります。
親機と中継機の距離が離れていたり、扉や壁による減衰・反射(マルチパス)の影響を強く受けると、受信側では LDPC による誤り訂正ビットの割合が増加し、いわゆる MCS が下がった状態 になります。
誤り訂正で補正できている間は大きな問題にはなりませんが、
補正できない場合は 無線区間で再送要求が発生し、それでも改善しないと 上位の TCP レイヤでリトランスミッションが発生します。
この状態ではスループットや応答性が大きく低下します。
つまり、無線中継機は「親機と端末(スマートリモコン)の中間」に設置するのが基本で、
端末側に寄せすぎる配置は不安定要因になりやすいです。
もう一つ考えられるのが、Wi-Fi 6 特有の TWT(Target Wake Time)の影響です。
本機種は Wi-Fi 6 対応のため、
STA(スマートリモコン)と AP(中継機)間で省電力制御が動作している可能性があります。
例えば、
STA が NULL フレーム(Power Save フラグ付き)を送信
AP 側が「端末はスリープ中」と判断し、一定時間送信を抑制
その状態で タイマー動作により突然 L2 フレームが送信される
TWT のスケジュール外となり、フレームを正しく受信できない
といったシナリオも、理論上は考えられます。
ただし、TWT をユーザー側で無効化できない場合が多く、
またバッファロー製品の内部制御はブラックボックスのため、
これは「可能性の一つ」という位置付けになります。
現実的な対策としてできること
中継機を「親機とスマートリモコンの中間」に移動する
可能であれば
親機と中継機を有線 LAN で接続(AP モード運用)する
→ 無線中継による再送・遅延要因を根本的に排除できます
このどちらかで、タイマー動作の信頼性はかなり改善する可能性が高いです。