まず、僕の知る限り全てのサウナ室のドアはドアノブで開閉する機構ではなく、ドア事態はロックせずに押したり引いたりすることで開閉が出来るようになっています。ですので今回の事件のサウナがドアノブだったというのがかなりビックリだったサウナ愛好家も多いと思います。
人間は高温のサウナ室に連続して30分も滞在することは出来ません。ですので、何か異常があった時速やかに脱出したり、非常ベルで通報が出来るってのは、「最低限」の安全対策だと思います。今回の施設はその基本の基本がよりによってダブルで出来ていなかったというのが本当に驚きです。
コロナ禍から第三次サウナブームになり、感染対策も含めたプライベートサウナという業種が初めてサウナ業界に出るようになりました。もしかしたらこの個室サウナという営業形態は潜在的にサウナの危険性を高める可能性はあるかなと思います。
その理由としては個室であるが故、男女の利用が想定されると言うことです。そうなると、通常の公衆サウナと異なり、従業員はサウナ室に立ち入りにくいです。裸の男女がいる個室ですからね。またそういった感じで利用される以上、通常のサウナと異なり鍵が必要だと考える人もいるのでしょう。それが今回仇になりました。
それでも、警報がオンになっていさえすれば、きちんと設備の点検を行い、ドアノブのゆるみなど安全性に直結する箇所がきちんと事前に発見され、対策が捉えれて入れば今回のような悲劇にはならなかったはずです。
おそらく業務上過失致死に経営者は問われ、多額の損害賠償と閉業という流れになるだろうと思います。その際、高額ですでに利用券を買っていた人たちにきちんと返金ができるほど財務的に余裕があるのか、はたまた泣き寝入りになってしまうのか、気になるところではあります。
個人的に第三次サウナブームはすでに収束に向かっており、バブル的な需要で生まれた、個室サウナ、リゾートサウナ、サウナシアターなどは今後は同じ規模で商売を続けるのは難しいだろうと思っています。反対に従来型の公衆浴場型のサウナはこれからもずっと残るだろうと思いますし、そういった施設に関しては今回の個室サウナのような構造的なリスクは低めではあると思います。