言葉そのものが「未定義」であるものを集めた公的な一覧は一般的ではありませんが、特定の分野や文脈において「定義されない言葉」を扱ったリストや概念は存在します。
1. 数学・論理学における「無定義用語」
数学の理論体系(公理系)において、他の言葉で定義しようとすると無限に遡ってしまうため、あえて定義せずに用いる基礎的な用語があります。これを「無定義用語」と呼びます。
例: 幾何学における「点」「直線」「平面」など。
2. 辞書における「語義未詳」の言葉
国語辞典において、存在は確認されているものの意味がはっきりと分かっていない言葉が「語義未詳」として掲載されることがあります。
例: 古語や万葉集などの和歌に登場する、現代では解釈が確定していない表現。
3. 未定義・曖昧さをテーマにした著作
言葉の定義の難しさや、日常語の曖昧さを逆手に取ったパロディ的・思索的な「集まり」も存在します。
『不明解日本語辞典』 (高橋秀実 著): 普段使っている言葉がいかに曖昧で「定義不能」であるかをユーモアを交えて綴ったエッセイ的な辞典です。
4. 哲学における「無定義概念」
哲学の分野でも、さらなる分析が不可能でそれ以上定義できないとされる基本的な概念を「無定義概念」と呼ぶことがあります。
厳密な「未定義語のリスト」を求める場合は、数学の公理系における基本用語の一覧、あるいは大型国語辞典で「語義未詳」と記載された語のまとめを調べるのが最も確実です。